仕事は「困っている人」のために。苦難を乗り越え確立した一人親方のサポートと光触媒の事業|合同会社N.markサービス 中野社長

合同会社N.markサービス

 

一人親方のサポート事業と、光触媒の開発・塗布という一見繋がりのない2つの事業をされている愛媛県の合同会社N.markサービス。

今回は、その2つの事業に対する思いを、合同会社N.markサービスの中野社長にお話を伺いました。

会社を支える2つの事業

−−御社の事業について教えてください。

当社は、光触媒というコーティング剤の自社開発と塗布作業、そして一人親方さんの育成サポートの事業を並行しておこなっています。

−−もともとこの事業をされていたのですか?

いえ、元は鍛冶や鉄鋼の仕事をしていました。プラントの配管とかですね。

鉄鋼職の仕事をしていたんですが、私が過敏症を発症してしまい、いろんな素材や材料が原因で頭痛を起こしたり、体が硬直してしまったりする症状がでるようになりました。

それから、光触媒のコーティング剤を自社開発するようになって、その光触媒を使ったコーティングを主にやっています。

−−「一人親方のサポート」はどういうことをされているのですか?

もともと私がやっていた鉄鋼職の仕事を通して、職人としての仕事のスキルを高めてもらうだけでなく、他の元請さんのところでも技量を発揮できるようにするためのサポートや、保険や労災保険関係なども手伝っています。

きちんとした仕事をして適正な金額で一人親方にお金が入る。そういった流れを作っていきたいと思っています。

「光触媒」の可能性

−−光触媒について詳しく教えてください。

光触媒というのは、簡単にいうと光が当たると化学反応を起こし、汚れを落としたり有害物質を分解したりする材料です。

例えば、住宅の外壁って雨風に晒されて汚れがつくと思うんですが、光触媒のコーティングをしておくと、太陽の光に反応して汚れを浮かし、雨で汚れを流すことで、汚れにくい家にすることができます。

また、光触媒はあらゆるものに使えるので、屋内に塗布したり、人工の観葉植物に使われてたりします。

弊社と致しまして光触媒事業に興味を持っていただける企業様との繋がりやタイアップを望んでおり、お気軽にご連絡頂きたいと感じております。

−−コロナ禍で影響はありましたか?

東京工業大学、奈良県立医科大学、神奈川県立産業技術総合研究所の研究グループが、世界で初めて「可視光応答形光触媒材料」による新型コロナウイルスの不活化を確認したというニュースがでたのですが、光触媒はウイルスにも一定の効果があるので、需要が増えていますね。

−−光触媒を自社開発するに至って経緯を教えてください。

光触媒の多くのメーカーは抗菌作用として、銀や銅を混ぜていることが多いんですね。ただ、私は過敏症の症状がひどかったので、銀や銅が入った光触媒を使ったところ体が反応してしまったんですね。そのときは気道が詰まってしまい、大変な思いをしました。

そのため、自社開発で、製造工場さんの力添えもあり製品化することが叶いました。

光触媒は人を守るため・建物を守るためにあるので、開発の際は自分で実際に使ってみて安全に使えるか試すようにしています。

今後も新型コロナだけでなくシックハウスで困っている方など、どんどん光触媒を普及したいという強い思いがあります。

−−新しい事業をするにあたって苦労などありましたか?

やはり新しい事業は、最初は受け入れられないですよね。一人親方の育成事業も、光触媒もそうでした。

きっちりとしたビジョンをもちながら、お客様にエビデンスをお伝えしないとご理解をいただけないので、それが最初は難しかったですね。

さいごに

今回は、愛媛県で光触媒の自社開発や一人親方のサポートをされている合同会社N.markサービスさんをご紹介いたしました。

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