インターネットのマイナスな印象を払拭し、新規10社からの受注を増やせた理由 | 皇誠重機 田中直樹さん

  1. 業種:建設工事業、機械器具設置工事業など
  2. 地域:東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県
  3. 目的:元請会社募集
  4. 属性:個人事業主
  5. 規模(人数):1名

ラフタークレーンを所有し、建設業界のさまざまな工事を対応している、皇誠重機。田中直樹さんに、ツクリンクを導入した背景や導入後の効果を伺いました。

経験豊富なラフタークレーンの操縦

−−事業内容を、詳しく教えていただけますか?

ラフタークレーンを所有していて、自分が現場に行ってクレーンを操縦したり、手配したりする事業をおこなっています。

“クレーン”は、大きく分けてふたつあります。ひとつは道路などを走行、移動して現場に行くタイプ。もうひとつは現場などで組み立てて固定するタイプです。私自身、前者の移動するタイプのラフタークレーンに特化しており、お客様のニーズや現場によって、使用するラフタークレーンのご提案からおこなっています。

クレーンは、人力では持てないものを持つことができます。例えば鉄骨のビルを建てるとしますよね。流れとしては、自分がラフタークレーンで鉄骨を上げたり、大工さんの材料を上げたりしたのちに、職人さんにコンクリートを打ってもらってワンフロアのできあがり。次に2階、3階と同じことを繰り返していきます。ひとつの現場に長く携わることが多いんです。

工事のメイン作業ではないけど、いないと困るというか。建設業界のあらゆる場面で、お役に立てたらと思います。

−−田中さんの強みは何でしょうか?

ラフター操縦の経験が豊富で自信があることと、職人目線を持っていることです。

前職のとき、クレーンの操縦は見習いから始まり、現在ではラフタークレーンを所有、手配までおこなえるようになりました。技術面で自信があります。かつ職人も経験しているので、いろんな現場に合わせた作業をイメージできるんです。

お客様から「こういうイメージで完成させたいんだけど、どうしたらいいかな?」とご相談いただくことも多いんです。「こういうものは必要ですよ」とか、「その現場ならこの大きさのクレーン車が必要なので、〇mくらいのスペースは確保してくださいね」とか、具体的にお伝えしています。お客様の頭のなかで、完成形だけではなく、完成するまでの過程もイメージいただけるような説明ができますね。

飛び込み営業に苦戦しつつ、追い打ちでコロナに

−−ツクリンクを導入した背景を教えてください。

前職では、本当にいろんなことをさせていただいたのですが、唯一営業だけやっていなかったんです。だから独立した当初は「足立区 建設会社」など調べては訪問したり、ときには飛び込み営業をしたりしていました。門前払いの業者さんも多く、なかなか新規の受注ができなくて。

そのうえ新型コロナウイルス感染症が流行しはじめ、仲間同士の仕事の受注もできなくなり、かなり焦っていました。ツクリンクを思い出したのは、このときです。

というのも、自分でリスト化した営業先の業者さんがツクリンクに登録していて、ツクリンクページをホームページの代わりとして使っていたんです。登録していないと詳細を見れなかったので、軽い気持ちで登録したんです。

ラフタークレーンは業種をカテゴリ化するのがむずかしいので「俺なんて需要があるのかな?」と思って放置していたのですが、「クレーン車の会社さんは珍しいので、パイオニアになってくださいよ!」とツクリンクの営業さんが熱心に電話をしてくれて(笑)じゃあがんばってみよう、と思って、本格的に使い始めました。

−−プレミアムプランに加入された理由も教えていただけますか?

プレミアム会員になったのも、ツクリンクの担当者さんからの電話がきっかけです。無料会員の期間にもいい会社さんとつながれたので、プレミアム会員ならより詳細に会社情報を記載できて、もっと多くの会社さんとつながれるかなと思えました。

ここだけの話、インターネットにあまり触れてこなかったアナログ世代なので、「インターネットは怪しい」という固定概念があったんです。でも使ってみたら全然そんなことなくて。ツクリンクはしっかりサポートしてくださるから安心だし、全国規模で自社のアピールや交流ができるなんて、最高だな!と思っています。

クレーンを求めている人と名刺交換するまで、丁寧に

−−どのようにツクリンクを活用されていますか?

元請会社さんと取引するために活用しています。相手からメッセージをいただくこともありますが、自分からメッセージを送る方が多いですね。

取引する前に電話をしたり会ったりしているのですが、そこに至るまでの過程をとても大切にしています。自分が気をつけているのは、メッセージのやりとりの際、いきなり連絡先を聞かないことです。もし自分がされたら「雑だな」と思うので。

ある程度話したあとに、自分から情報を開示しています。実は以前メッセージのやり取りをしている際、名刺の画像を送ってくださった会社さんがいて、「丁寧でいいな」と好印象だったんです。自分も取り入れてみようと思い、相手の連絡先を聞く前にまずは自分の名刺の画像を送るようにしています。

−−他社様の情報を見て、連絡を取ってみようと思うポイントは何ですか?

元請会社さんだけではなくて、下請さんというか、実際に作業をする際、うちの事業に関係する業者さんにもメッセージを送っています。

例えば、解体屋さんや電気屋さんですね。実際に材料や機械を使うのは彼らだから、きっと元請さんを介さずに打ち合わせをしたり、作業計画を立てたりしたいと思っている人は多いと思うんです。

あとは現場によっては解体屋さんや電気屋さんに直接連絡が入って、工事を依頼されることもあるでしょうし。今すぐ仕事につながらなくても、つながっておくことさえできたらいざというときにラフタークレーン車を所有している人として思い出してもらえると思うんですよね。なので名刺交換だけでもおこなう機会をツクリンクでつくっています。

10社とつながり、飛び込み営業から卒業

−−導入後の効果はありましたか?

導入してから10社とつながりました。波はありますが、1ヶ月の仕事量の3分の1はツクリンクでつながった会社との仕事ですね。

ツクリンクでつながった人は、新たに違うお客さんも紹介してくれるんですよ。これには驚きました。想像していなかったところでつながった人が増えているので、ありがたいなと思います。

おかげで、飛び込み営業は一切しなくなりました。今では営業活動としておこなっているのは、ツクリンクのやりとりのみです。

−−今後は、どのようにツクリンクを活用される予定ですか?

今後も今よりページの内容を充実させて、いつご連絡が来ても情報をわかりやすく伝えられる状態にしたいです。

法人化を目指しているので、従業員がほしくて。求人募集をしてみたいと思います。あと、法人化したらホームページを作りたくて。ツクリンクで作ろうかなとも考えています。

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