医療関係から建設業に異業種転換。現場で見た建設業の課題とサラリーマン職人の思い|株式会社TOUKIN 中島社長

今回、東京都江戸川区に拠点を構え、防水・塗装・シーリング工事から、土木関係の工事まで幅広く手掛ける株式会社TOUKIN中島社長にお話を伺いました。

アルバイト経験からの就職

−−御社の事業内容について教えてください

防水工事と、塗装工事とシーリング工事、大規模だったら改修工事一式丸々おこなっています。また土木関係の諸々の改修工事もやっているので、幅広い事業展開をしています。

−−建築に関わろうと思ったきっかけはなんですか?

医療系の専門学校に通っていたのですが、授業優先で実習とかも入るので固定のバイトができなかったんです。その時に短い時間でもしっかり働ける仕事を探していたら、地下鉄の改良工事の仕事を見つけてやり始めました。

なのでアルバイトから始めたのがきっかけです。ただその作業が自分にはすごく向いていて卒業後は、病院に就職しつつもそのアルバイトを続けていました。

−−なぜ医療系から建設業の道を選ばれたのですか?

就職した何年後かに、地下鉄の工事期間中に出会った、昼間の改修工事をやっている人から、いろいろ話を聞かせてもらい、実際に現場を見させてもらいました。その時に、医療系よりも建設の方が結構楽しいかもと感じ、医療系は土日のみにセーブして、総合建設の方に本腰を入れるようにしました。

去年くらいに所属していた建設会社と話し合い、コロナで仕事も少なくなってきたこともあったので、この逆境を味方にして会社を作っちゃおうと思い立ち上げました。

−−設立当初の苦労はございましたか?

コロナの緊急事態宣言中に立ち上げたんです。いざ始めようと思ったときとても勇気がいったんですが、その話をすると周りの人たちがサポートというか、気にかけてくれるようになったので案件は恵まれていました。

ただ資金関係は本当に大変でした。支払いサイクルとかあまりわかっていなかったので、手元に入るお金より支払うお金の方が早く、もう少し余裕を持って会社を立ち上げればよかったかなと思いましたね。

多能工だからこそ、施主さんの満足を叶えられる

−−最近はどのような工事を手がけられましたか?

昨年9月くらいからやっていたのは13世帯くらいのマンションの、屋上防水や壁、廊下の塗装、シール、タイル張りなど一式をやりました。2ヶ月やっていて足場だけ協力会社さんに対応してもらい、足場以外一式当社の方で対応しました。

その後はまた2ヶ月間かけて、屋上の防水工事単体での依頼があり、現在取り掛かっているのがテナントビルの屋上防水工事をやっています。

これからやりたいのは、戸建ての改良工事一式ですね。

−−現在の主な取引先企業を教えてください。

地方の不動産が多いです。大きなゼネコンさんよりかは、地域密着型のいろんな物件を所有している、管理会社さんみたいなところと付き合いが一番長いですね。

ただ現状で満足はしていないので、まずはできる作業の幅を増やして、取引先企業の業種の幅を広げたいと思っています。

−−お仕事で気をつけていることを教えてください。

施主さんの要望になるべく答えることですね。

お金が出せないという施主さんも中にはいるんですが、それでも工程を省くことなく、作業時間と休憩時間をうまく調整しながら、なるべく施主さんが考えている作業工程の上をいくように心がけていますね。

当社で働いている職人さんは一業種だけに特化しているわけではなく、幅広く対応できるようにしております。なので多能工としてのレベルはかなり高いのかなと思います。

−−御社の強みはどのようなところにありますか?

すべての工程を一人でできる職人が揃っているので、作業効率としては高いと思っていますね。他の業者に依頼することがないので、自社で対応が可能です。

ご依頼企業様からの、一括依頼ができるので、コストパフォーマンスや管理といったところも喜ばれていますね。そこが当社の強みと感じています。

サラリーマン職人を増やしていきたい

−−現在募集されている企業様を教えてください

まずは戸建てはやってみたいと思いますね!それと結局仕事はあっても動ける職人の数は限られているので、協力会社さん、元請け会社さん両方欲しいと思ってます。

仕事を依頼して依頼されて、お互いにいい感じの会社さんがあったらいいなと思っています。

−−建設業界での課題点も感じているそうですね

はい。個人事業主だと動きやすいとか、自分らしく働けるとか感じている一人親方が多い業界だと思うんです。ただどうしても天候や自身の体調に左右されやすい業界なので、1日でも働けないと直接、収入に響きます。

そういった働き方とか、一人親方だと動きやすい考え方を変えさせるのが課題ですね。

−−将来像について教えてください

やはり課題と思っているところを、当社でぶち壊したいです!僕の理想としてはサラリーマン職人みたいな感じの職人さんを作っていきたいですね。

天候や体調不良に左右されず、普通のサラリーマンよりちょっと上乗せした金額を固定給で支払う。悪天候で作業ができなかったとしても、最低賃金の保証、保健もちゃんと入れるようにしていきたいです。

それがベテランの職人さんだと、理解するまでに時間がかかりますが、職人さんが活躍する業界なので、職人さんを従業員として守れるような場所を確保していきたいです。

みんなが思っている今までの職人像を、根っこから変えていきたいと思っています。また職人さんの固定概念も根っこから変えたいです。

建設業ってITが発達してもなくならない業種だと思うので、天候にも左右されず、職人さんのモチベーションも下げないためのシステムを現在作っている段階です。

これは会社立ち上げる前からの夢なので、サラリーマンの経験、職人としての経験を積んだからこそ、強く思っている部分ですね。

そういう感じを5年後10年後やっていて、社員さんを増やしていき売上を年々増加できるよう日々頑張っている感じですね!

さいごに

医療関係から建設業界と幅広いご経歴を持つ、株式会社TOUKIN中島社長に話を伺いました。

土木の仕事から塗装、防水のご経験がある中島社長にご興味ございましたら下記の企業ページよりご連絡をお願いいたします。

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