東京都大田区に拠点を置く、真欒商事株式会社（しんらんしょうじ）の加藤大補さんにこれまでの経験や、これからの将来に関してお話を伺いました。
決算書は会社の通信簿だから、気が引きしまる
−−御社の事業内容を教えてください。
電気工事業の電気改修工事から、電気工事に付随する工事を主におこなっています。簡単に言うと電気設備をやっている形ですね。
−−どのような経緯で電気設備をおこなうようになったのですか？
電気工事系の工業高校在学中に電気工事の国家資格を取ったこともあり、卒業してから電気工事の会社に就職して、見習いから始めた感じです。
その会社には5年くらい勤めましたね。
−−会社を立ち上げたきっかけはなんですか？
会社を立ち上げたのは最近になります。始めの会社に勤めてて、24歳のときに個人で独立する人が多かったので、私も独立しました。
そこから23年くらい個人でやっていたんですが、知り合いと一緒に法人として手広くやっていこうかなといった形で昨年の11月会社を立ち上げました。社長はまた別にいるんですが、私はその会社の工場の頭をやっています。
−−個人事業から法人化して環境の変化などはございましたか？
法人になると社会貢献をしつつ、自分の会社もコントロールしながら出来るので、そういった部分では変化が大きかったですね。
法人化してみると、決算書が会社の通信簿のように感じ、周りの人にも見られるから自分たちもちゃんとしないとって意識が強くなります。だからこそ法人にすると信用度が得られるんだと感じましたね。
法人化することで、より一層公的な申請などは厳しくなりますし、正確な数字や資料を出さないと、金融機関や取引先さんも安心できないので、仕事の仕方や運営方法に関して頭を使うことも増えましたね。その部分目に見えて金額とかで結果が出るので、モチベーション高く頑張ろうと思うようになりました。
お客様の生活で必要な電気の提案をする
−−御社の事業のメインは戸建て住宅でしょうか？
太陽光では野立てや屋根の取り付けなど、全面的に対応をしていますね。オフィス系の業務要は必要な工具がかなりいるので、当社では一般戸建て、アパートのルームエアコンをメインで対応しています。
エアコンも時期によるんですけど、基本的に5月から9月くらいが繁忙期になります。冬も繁忙期はあるんですけど、当社では漏電工事とか、いきなり電気が使えなくなったとか、必要なところにコンセント付けてくれとか、照明がここに付けてくれとか、そういったことも対応しています。
東北の大震災から省エネが進んできたので、太陽光とかLED照明のハイブリッドなどの提案も昔からやっていますね。
−−具体的にはどのような提案をしているんですか？
今使っている電気量などから、お話ししますね。そういうのって我々プロが調査で入って、説明してあげないとお客様も納得してくれないので。現在の電気使用量から、2年後3年後には逆に利益になることを、見せるような感じです。
私たちでわかる知識を、興味のあるお客様に対して提案して、当社が作業に取り掛かるように進めていますね。特に高圧受電でやっているお客さんたちが、主な顧客になります。
−−御社の魅力やお仕事の強みを教えてください。
私たちは提案の引き出しがたくさんあるので、お客様からの問い合わせに対して、良さそうな案を提案するんです。そこからお客様が電気を使った生活で利益になることを伝えて、逆にお客様にも潤ってもらうという仕事のスタイルのに変えていってます。
今の時代今まで通りの電気工事をやっていても生活はできないので、お客様たちの知らない情報をいち早く勉強して、それを世の中に普及して要望に答えてあげたいというようにすれば、社会貢献ができるかなと感じていますね。
当社は電気設備を設けるだけじゃなく、主にそういう省エネの提案をしているので、皆さんが想像している建築屋さんとは違うところが強みですね。
日本の電気普及を手伝いたい
−−どのような取引先が多いんですか？
高圧の電気料金の仕組みってなかなか皆さん理解していないんですよね。低圧と高圧って電気料金が全然違うので、まずそこを説明して年間のコスト料金の減額を提示している感じです。
それに付随して建物の照明とか、電気料金がかかるエアコンとかから入り込んでお客様の信用をもらって、改修工事をいただく形が多いので工務店さんからの依頼とかもありますね。
建築の仕事って社会環境に左右されやすいんですね。新型コロナウイルスの影響で仕事がなくなりました、ってわけにはいかないので、それに打ち勝てるような仕事をしていかないといけないなと感じます。そういった中で、個人のお客様たちをメインに手広くやっている同じ業界関係の方からの依頼が多いですね。
−−これから取引したい企業様や業者さんはどのような方でしょうか？
今当社がやっているスタイルに合う会社さんですね。これまでに話した経緯の中で、マンションしかやっていないとか、店舗のものを立てているところだけなどは、今後難しいと思いますので、建築屋さんでも省エネ関係に興味を持って賛同してくれる会社さんと、これからの日本を作り上げたいです。
−−将来の展望に関して教えてください。
現在でも増えてきていますが、電気自動車が時代の先端をいっていると思うんです。それに伴って電気ステーションですよね。日本でもそういったステーションがどんどん普及していくと思うので、他の業者よりも早く手がけていきたいなと思っています。
今電気ステーションの数って、車の台数に比べて、圧倒的に少ないんです。日本で電気自動車が広く普及するのは、まだ何十年先とは思いますけど、今高速道路のSAに数台ある程度で、とてもあの数ではこれから先の電気自動車需要には足りなくなるんです。
なので当社もそういった発電機系のお取引先を見つけて、これからの世の中にいち早くついていきたいですね。そういったところを頑張っていきたいと思っています。
さいごに
今回お話を伺いました、真欒商事株式会社さんでは、ルームエアコンや太陽光の工事をやりながら、お客様の生活に必要な電気の提案をしていることがわかりました。
これからの真欒商事株式会社様にご興味のある方は、下記のページよりご連絡をお願いいたします。