つながりを大切に。社員の居場所であり続ける会社 | 株式会社森田建設 森田佳佑社長

今回は千葉県を拠点として、足場工事をされている株式会社森田建設の森田佳佑社長にお仕事のこだわりや楽しみをお聞きしました。

様々な工事を足場から支えていく

−−御社の事業内容を教えてください。

主な事業は修繕や解体、新築工事に伴う幅広い種類の足場工事ですね。枠足場、次世代足場、楔足場といったように基本的なすべての足場に対応しています。さらに足場の販売やリース、図面作製もしています。

具体的には、新しい建物を建ててから10年後くらいに大規模な修繕工事が行われます。その際の塗装を塗り替えたり、タイルを張り替えたりといったことに伴う足場を僕たちが担当します。

解体工事の足場は、建物を壊すために欠かせないものです。建物を壊すときに足場で周辺を囲うことによって瓦礫の飛散を防ぎます。このことによって安全な工事ができますよね。

現場によって足場の種類も変わります。解体現場だと枠足場と単管足場がメインです。修繕工事の足場だとマンションやビル、解体工事の足場だとアパートやビル、マンションといった建物で施工することが多いですね。

−−対応エリアを教えてください。

特にエリアは決めていませんが、関東のお客様は多いですね。

−−どういったお取引先が多いですか?

僕らは解体作業をするための足場を組むので、解体屋さんとお取引します。直接お仕事をいただいて、そこの建物を壊す解体用の足場を組みます。修繕工事だとリフォーム全般をおこなっている業者さんが大体お仕事を取ってくるので、そこからお仕事をいただいています。

−−足場工事の仕事に携わるようになったきっかけを教えてください。

学生を終えてすぐに足場工事の仕事に就きました。かっこいいなと憧れて入りましたね。足場工事に携わって今年で16年になります。

−−仕事を始めた当初の苦労はありましたか?

とにかくつらかったです。もともとスポーツをやっていて体力面では自信がありましたが、重労働なので筋肉痛で湿布はよく貼ってましたね。高所は平気だったので怖くはなかったですが。

人とのつながりを大切に働きやすい現場づくりを

−−独立されたきっかけを教えてください。

やっぱり人がいないとできない仕事なので、前の会社で僕は現場を仕切る職長としていろいろな現場の経験を積んでいく中で、人との関わりを大事にしてきました。そこで「一緒にやりたい」と言ってくれる仲間もいたので独立しました。

−−お仕事をするうえでのこだわりを教えてください。

職長としてみんなが仕事をしやすい環境をつくることが大事だったのでコミュニケーションは常に意識していました。そういったつながりで一緒についてきてくれた従業員もいます。

現場では「やるときはやる、ふざけるときはふざける」といったようにメリハリをつけて仕事をしています。ずっと固いと雰囲気が良くならないので作業中はしっかりやって休憩中は仲良く話しています。

−−設立当初と変化したのはどういったところですか?

材料を自社で抱えていて資材置き場やトラックも自社で持っていて、全部自社のものを使って施工できるようになったことが大きいですね。

最初は材料を持っている会社から仕事をもらうので、基本的に足場鳶は材料を持っている会社が強いのです。材料を持っている会社じゃないと直接お客さんからお仕事をなかなかもらえないので。

材料を持っていなくて、そういう知り合いがいたとしても、結局材料をどこかから借りないといけないじゃないですか?それは右も左も分からない状態だと金額が分からないので結構大変です。

独立してからいろいろ勉強しました。1つの材料がこれくらいで借りられる、これくらいで買える、中古だったらいくら、新品だったらいくらといったことですね。いろいろな会社さんの社長に聞いたり、リース屋さんと直接取引できるようになったりして知った部分もあります。視野を広めていったという感じですね。

社員の居場所をつくれる場でありたい

−−足場工事ならではの楽しさはどんなところですか?

最初からかっこいいと思っていて、今でも誇りをもってやっています。建物を壊すのにしても、リフォームするのにしても足場がないとできないので、「現場の花形」と呼ばれています。

それだけ重要な役割なのですが、足場は最後に取っ払っちゃうので形として残らないですけどね。だけど、僕らの足場がないと他の作業は全部できないので、そう考えるとやはり「現場の花形」と言われてもおかしくないのかなと思っています。そこに自信をもってやっていますね。

−−職人さんも募集されているそうですが、どういった方を求められますか?

未経験でも大丈夫です。最初は「きついな」と思うかもしれません。僕もそうでした。でも、それを乗り越えると楽しさが待っています。

最初は右も左も分からないので面白いというよりも大変だし、つらいという感覚の方が大きいと思います。そういうのもコミュニケーションといったことで少し和らげて支えていきたいです。

あとは頑張った分だけ給料アップも考えています。資格も大事なので会社が負担しますし、積極的に取りに行ける環境になっています。

−−今後の展望について教えてください。

グループとして森田建設の協力会社についてくれる会社をどんどん増やしていきたいです。僕はそこでの仲間意識をもっているので、協力会社さんにももちろん儲かってもらいたいと思っています。

そのようにして、今後も協力会社さんを増やして、うちにいる従業員がずっと重労働をしなくて済むような環境をつくっていきたいですね。年齢が上がるにつれ、体力的にきつくなるので、従業員にそうさせないための工夫をしていきたいです。

例えば、専属のドライバーをつくる、営業になってもらう、管理職に上がってもらうといったいろいろな道を広げていきたいです。そこを目指していかないと結局人がいても10、20年後先を見据えるとやっていけないと思っています。将来を見据えたビジョンをもって、長く従業員の居場所であれる会社にしていきたいです。

さいごに

お仕事のうえでのこだわりや楽しみをお話ししてくださった森田佳佑社長。未経験の職人さんも募集されているそうです。株式会社森田建設にご興味がございましたら、下記ページからご連絡をよろしくお願いいたします。

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