ダイワハウスが建設現場への装着型ロボットスーツの導入を計画!

人手不足や高齢化が深刻な状況となっている建設業界の手助けの一つとして、大和ハウス工業が、建設現場への装着型ロボットスーツの導入を計画しています!

実際に実験で利用されているのは、筑波大学発のベンチャー、サイバーダインが開発した「ロボットスーツHAL作業支援用(腰タイプ)」です。脳から筋肉に送られる微弱な電量を小型のセンサーが感知し、モーターで腰の屈伸運動を補助する仕組みで、最大4割の作業負荷を軽減してくれます。1回の充電で約3時間の作業が可能となります。

建設現場では、重いものをかがんで、持ち上げて、運ぶという作業がとても多く、その作業は腰に多大な負担があり、高齢者の早期リタイア要因の一つとなっています。また、重労働を嫌って若者が就業しづらくなっていることもあるでしょう。これらの問題の解決策としてロボットスーツが実用化されようとしています。

ただ、まだロボットスーツの問題点も多くあげられています。実験に使用されているロボットスーツは防水機能がなく、屋外での使用には耐えられないこと・安全帯の上からロボットスーツを着用できないこと・着用するために空間や時間が必要なことなど、作業場面が限られています。

2015年5月から大和ハウスが施工する都内銀座の建設現場をはじめ、フジタの千葉工場、大和リースの関西工業など7か所に、計10台を導入した実証実験を開始します。今後1年間をかけて先ほどの問題点や使い心地、さらなる問題点を探っていき、2016年5月からの本格的な運用を目指しています。

高齢化など人手不足が深刻な状況の建設現場ですが、借りることになるのは猫の手ではなくロボットの足かもしれませんね。

 

参照:東洋経済オンライン「ロボットスーツが変える建設現場の未来」
http://toyokeizai.net/articles/-/66467

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