今回は静岡県を拠点として、足場工事や重量物運搬設置工事をされている合同会社TAIKENの細倉泰久社長に20歳で独立した際の苦労やお仕事をするうえで大切にされていることを伺いました。
一度受けたものは責任を持って施工する
−−御社の事業内容を教えてください
主に足場工事や重量運搬据付工事をおこなっています。建築工事もおこなっており、住宅工事やリフォームといった幅広い工事もしています。現在、1つの会社で鳶業務と建築業務で分かれてやっている形です。
具体的に、下請としては足場工事と重量物運搬据付工事を請け負っており、元請のときは塗装やリフォーム、外装工事、店舗改修、内装工事などさまざまな建築工事をしています。
主に施工しているのは戸建てやマンション、アパートといった建物が多いです。
−−対応エリアを教えてください
静岡県を拠点として基本的には愛知県、豊川の周辺であったり、東の方では静岡市とか清水の近辺などですね。それより遠いエリアとなると出張対応になります。
−−お仕事をするうえで大切にされているのはどのようなことですか?
当たり前のことを当たり前にこなすことを前提に、プラスアルファの仕事をしなければならないと思っているので、受けたものは責任持って施工していくことは大事にしています。
あとは、重いものを扱う仕事なので、特に無事故で現場を納めることも大切にしています。
−−お取引先はどのようなところが多いですか?
業種関わらずいろいろなお取引先がありますね。足場はいろいろな業種で組むので、建築業界に関わらず、さまざまな業種とお取引しています。
これからは特に、建設業や建築業の元請さんや協力会社さんの数をさらに増やしていけたらと考えています。
取引するうえで大切にしているのは、信用できるかといった点です。仕事をするうえで必ず一度お会いさせていただいて、お互いの信用度を高めてから一緒にお仕事をさせていただいています。
20歳で独立、今年で設立10周年
−−足場工事や重量工事に携わるようになったきっかけを教えてください
中学校を卒業してから15歳でこの世界に入りました。足場や重量工事をしている知り合いの会社で5年間働いて、20歳のときに独立して22歳のときに法人化しました。かなり若いときに独立したので、とにかく行動しながらいろいろなことを吸収していくことに努めていました。
この仕事に入ったきっかけは「かっこいいな」という憧れからでした。それからずっとこの仕事を続けて、今年は独立してから10年目になります。
−−設立当初に一番苦労されたのはどういったところですか?
取引先の確保です。あとは受注や人の確保、設備投資にも苦労しました。商売はどこも同じような苦労するのではないかなとは思いますが。
ちなみに当時は検索サイトがそこまで普及していなかったので、営業方法としてはタウンワークを開いてひたすら電話して、アポイントをとるという地道なものでした。
−−設立当初と変化したのはどういったところですか?
僕個人としては、相手に応じたコミュニケーションを磨いていきました。メンタル面としても、心があまり折れなくなりましたね。
物事に対してあまり動じなくなって、それよりも「早く解決しなきゃいけないな」と気持ちの持ち方が変わりました。ネガティブからポジティブに変化しましたね。
コミュニケーションに関していうと、さまざまな人と関わるうちに「こういう人はこういうことを考えているな」といったパターンが自分の中でできてきました。
常にこの人はどういう人なのか、求めていることはどんなことなのかというところを汲み取るように心がけています。そうしていると、それまでは見えなかったものが見えてきたかなと思います。
「この人はこういうことを考えているのだな」と分かるようになったからこそ、相手に適した対応の仕方が見えてくるようになりました。
会社自体の変化としては、定期的に設備投資もしてきましたし、車両や資材、取引先の流れといったものがどんどん着実に変化しています。
現状に満足せず、常にチャレンジをしていく
−−今後の展望について教えてください。
これから会社として目指しているのは、関東や関西にも進出していくことです。また、下請仕事ではなく、自社が元請の仕事もさらに増やしていきたいとも思っています。それが実現できるように、日々のお仕事を着実にしていき、チャンスをつかみたいです。
仕事に対する姿勢としてはこれからも現状に満足せず、常に新しいことをやっていきたいと考えています。
さいごに
お仕事をするうえで大切にされていることや若くして独立した際の苦労をお話ししてくださった細倉泰久社長。これからも常に向上心を持ち続け、関東や関西にも進出していきたいとおっしゃっておりました。合同会社TAIKENにご興味がございましたら、下記ページからご連絡をよろしくお願いいたします。