仮設工事からスタートして、建築一式を手がける総合力のある会社へ|株式会社正分建設工業 営業 酒田大将さん

従業員が伸び伸びと働ける自由度の高い社風を背景に、着々と事業を拡大中の株式会社正分建設工業。その成長中の社内の雰囲気などを、営業担当の酒田大将さんにお話いただきました。

近畿一円で事業を拡大中

−−最初におもな事業内容から教えていただけますか。

仮設工事をメインに手がけていますが、近年では塗装工事や防水工事、建築一式の工事を請け負うなど、幅広く事業を拡大してきています。

元々は仮設工事専業で、新築工事、大規模修繕工事、解体工事、橋梁等、多種多様な工事に対応してきた会社です。

−−かなり幅広く展開されているのですね。

正分建設工業をはじめ、SHOBUN、ショウテックという2社を含めたグループ3社で連携して動いています。建築一式の請け負いはSHOBUN、仮設工事の請け負いはショウテック、仮設機材のリース業に伴う運搬を正分建設工業が行っています。

−−資材とは足場の資材ですか。

足場資材は勿論ですが、仮囲いに用いる万能版やガードフェンス、工事現場の事務所などに使われるユニットハウス等、仮設機材全般です。

枠組み足場、クサビ式(次世代含む)足場、橋梁等で使う吊足場やクイックデッキもいけますし、ゴンドラ、リフトクライマーまで、超高層の工事にも対応できます。

−−対応可能エリアはどの辺りまででしょうか。

主に近畿一円を事業エリアとしています。ご要望があればエリア外も対応可能です。

−−企業情報を見ると、資格をお持ちの従業員の方が多いのですね。

そうですね。会社自身、資格支援制度がしっかりしますし、弊社の中にも資格取得の講師も要るので心強いです。どんな工事でも仮設工事があれば、作業がしやすく安全でないといけないですから、品質向上にはこだわりを持って取り組んでいます。従業員の資格取得だけでなく、指定工場認定も受けていますし、ISOも品質、環境、安全の3つで認証取得しています。足場業界でISOの認証を取得しているのは珍しいのではないでしょうか。

事業の幅を広くすると同時に、品質の高い仕事をすることも絶対に軽視できないですね。

お客様と現場をつなぐ営業の役割

−−酒田さんご自身のご経歴も教えてください。

私はもともと、まったく別の業界でインバウンド営業をしていたんです。ちょっと思うところがあって当社の面接を受けたのですが、そこで社長の人柄に惹かれて入社を決めました。入社してもうすぐ3年になります。

−−社長のどういう部分に惹かれたのですか。

話に説得力がありますし、人を惹きつける魅力があります。結論だけでなく、なぜそうなのかをきちんと話してくれるので納得できます。特に職人たちはそう感じていると思いますね。

−−酒田さんはどんなお仕事をされているのですか。

営業を担当しています。案件の受注活動をするとともに、受注した工事の概要や注意点、さらに資材や搬入経路などを職人や運送に落とし込んでいく役割も担っています。また私自身、足場の点検も行います。

−−どんなこだわりを持って営業されていますか。

仕事の質の高さをアピールしたいところですが、他社さんも同じようなことは言うでしょうからなかなか違いを見せづらいと思います。だから私としては人間同士の関わりを重点に置いています。どれだけお客様と楽しんで会話できるかを大切にしています。

−−建設業界ならではの楽しみは何かありますか。

ちょっと頑固な人が多いイメージがあるかもしれませんが、徐々に関係性を構築していくと壁も無くなってきますし仕事の会話も楽しくなってきますね。

−−お取引先はどういう業種が多いのでしょうか。

様々ですね。長くお付き合いしていただいている会社もあれば新規でお付き合いしていただく会社様もありますので。

−−営業される上での注目されるポイントは何ですか。

売上高が大きい会社様は案件も多いですから当然注目しますが、現状の状況やニーズを把握して規模にとらわれずにアプローチさせていただいています。

3つの会社で「ワンチーム」

−−職人さんはどういう方が多いのでしょうか。

未経験者も多いですよ。平均年齢も若くて20代がほとんどなので、興味があれば未経験でも大丈夫です。また社員寮もあるので、安心して入社していただいております。

−−グループ内3社の間で交流はあるのですか。

毎日連携して仕事をしています。全体で食事会も行いますし、職人同士は頻繁に食事会を開催しています。

−−そういう交流が始まったきっかけがあったのですか。

社風ですね。誰かが「こういうことをしたい」と言うと、職種を問わず集まってみんなで話し合って実現していくというスタイルの会社です。上席から言われてやるよりも自主的に行動できる事を重要視しています。

−−会社とご自身の今後の課題は何でしょうか。

建築一式の工事の受注をもっと増やして、元請けとして飛躍していきたいと思っています。弊社の事業内容も広めていきながら。具体的な目標数字を定め、その目標達成に向けて行動していくことがこれからの課題だと思います。

−−さいごに、会社のいちばんの魅力について教えてください。

従業員の前向きな意見にちゃんと耳を傾けて、取り入れてくれるところですね。幸せな未来を共に創り、常に考える事が弊社の理念なので、独立したいと言えば真剣に向き合って助言や相談に乗ってくれるような会社なんです。弊社の従業員みんな、この会社が好きですよ。

さいごに

会社が成長し、人が増えて組織が細分化しても、社長を中心に心を一つにして次の目標へ挑んでいく。目覚ましい成長のそんな背景が、存分に伺えたお話でした。

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